3月14日の記念日的過ごしかた

 3月14日がホワイト・デイと呼ばれるのは、2月14日がヴァレンタイン・デイだからであって、ホワイト聖人の殉教日なわけではなく、ヴァレンタインの贈りものに対してお返しをしましょうと、日本でいつからか定着した記念日です。

 さて、3.14という数字の並びから、3月14日は「円周率の日」そして「数学の日」だということを知っている人は少ないのでは。記念日好きな日本人の、そのなかでも理系な人たち、数学好きの人たちのごく内輪なマイナー記念日にすぎぬのかと思っていたら、そうではなくて、世界各国で3月14日を「円周率の日」として楽しんでお祝いしている人たちがいるらしく、ホワイト・デイよりよっぽどメジャーな記念日なのでした。

 ウィキペディアの記述をカンニングしてまとめ直してみますと、

  • 3月14日は、多くの国で3-14 の順に(特にドイツなどでは3.14 と)表記され、「円周率の日」とされる。
  • 通常は3月14日の1時59分か午後3時9分(15時9分)にこの日を祝う。この2つの時刻は数字で表記するとそれぞれ「1:59」と「15:9」であり、日付の「314」と併せて円周率の最初の6桁を表している。
  • ある団体は、世の中における円周率の役割を考え円周率が存在しない世界について考える。また、パイを食べる・映画「π」を見るなど「パイ」に関する行為で3月14日を祝う人たちもいる。一部の学校の数学科ではこの日にパーティーが催されることもある。
  • 2009年にはアメリカ合衆国下院で2009年3月14日を「全米円周率の日」とする決議案が可決された。
  • アルベルト・アインシュタインの誕生日であり、日本では「数学の日」にもなっている。

 理工系藍染めを標榜するからには「かわうそ兄弟商會」も事務所でパイをむしゃむしゃしながら、映画「π」の鑑賞でもいたしましょうか。開始時刻は15時9分ということで。そして「獺祭」で乾杯せねば。

 そして本題です。かわうそ兄弟商會の理工系藍染めには、円周率シリーズとしてブックカバー(新書版のみ限定1枚。2,500円税込。仕様はこちら)とハンカチ(グラデーションありとなし限定各1枚。各2,000円)がございます。円周率ハンカチにパイを包んで、「円周率の日」のお祝いグッズに、ホワイト・デイの贈りものに、なんて、いかがでしょうか。ご注文はお問い合わせから承ります。