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2020.2.29~3.11 山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商曾展@根津りんごや

根津のりんごやさんで五回めの展示です。

前回は山猫さんとの二人展が11回めの素数回でしたが、今回はリンゴやさん展示が5回めの素数回。

加えて、会期が 229(素数!)から311(素数!)までとなっております。

素数シリーズの新作「割り切れないハートたち」「素数満ち欠け」、リニューアルしてでかくなっちゃった「素数ハート」など展示販売いたします。

山猫さんは一点ものスクラッチ原画を販売いたします。やはり一点ものの天然木の額にはいった手のひらサイズの原画です。はがきや包装紙、便箋、封筒なども。

 

今回の山猫とかわうその展示をスタートとしてりんごやさんもすこしリニューアル。

営業時間と定休日が変わります。ご注意ください。

13時~19時(最終日18時)

会期中3月5日(木)6日(金)がお休みです。

作家在廊日はtwitterでできるだけお知らせいたします。

 

「山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商曾展」

2020年2月29日(土)~3月11日(水)

2018.4.24-5.6 山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商会展@根津りんごや

根津のりんごやさんで4回目の展示です。

「山猫&かわうそ」展、かぞえてみたら11回目。祝、素数回!ということで急遽、2、3、5、7、11の素因数分解モビールなどこさえてみました。

山猫あとりゑのスクラッチ原画ミニ額シリーズに、あたらしくアクリルフレームタイプが加わりました。

裏が磁石になっていて画鋲にくっつく手軽さ。

鋲を打ちたくない壁面にはホチキスを打った養生テープを貼ってもじゅうぶんに止まるくらいの軽さです。

かわうそ兄弟商会はブックカバーに新柄3種、扇子に新柄2種、今回は風呂敷も染めてみました。

根津神社つつじまつりは5月6日まで。10年に1度の当たり年だそうですが例年より開花が早いのでお早めに。

4月29日に不忍ブックストリートの一箱古本市も開催されます。

4月24日(火)~5月6日(日)

12:00ー19:00(最終日17:00)

会期中無休

糊の力

八王子の野口紺屋に通って藍型染の布をつくっています。

野口紺屋は江戸時代からつづく紺屋でかつては日本橋にありましたが、関東大震災ののち八王子に移り、現在は六代目の汎さん、七代目の和彦さんがともに仕事をされています。野口紺屋がつくっているものは江戸浴衣と呼ばれる藍染の浴衣地です。伊勢型紙の精緻な柄を両面に白く染め抜いたもので無形文化財に指定され、「美の壺」や「イッピン」などのNHKの工芸番組でもその技術と質のすばらしさが紹介されてきました。

贅沢なことに、その江戸浴衣の精緻な文様(長板中形といいます)を染め抜くために親方がつくっている秘伝ともいえる糊を使わせていただいて、かわうそ兄弟商會の文様は染め抜かれています。

        

2017/12/21~26 かわうそ兄弟商会+山猫あとりゑ展@ギャラリーゆりの木

 

ギャラリーゆりの木さんは、山猫あとりゑとかわうそ兄弟商会がはじめていっしょに二人展をした会場です。ブログをさかのぼったら2012年の3月の記事にお知らせが出ていました。あのとき、山猫さんは『ポラーノの広場』の原画を壁一面。とても急な企画展のお話だったのでDMもなく、あわてて作品をかきあつめて展示したことを覚えています。

先日、型紙を整理していたら、そのころに彫ったものが出てきました。現在でも定番の手ぬぐい、「方程式ちらし」や「素数丸」などは当時から存在していましたが、当時の型紙はもう傷みがはげしく使っていません。同じデザインを彫りなおしているのですが、初代とその後の型紙を比べるとデザインナイフの使い方がはっきり向上していました。石の上に何年いたのか、あれやこれや型紙を彫っているうちにちょっとは上達していたみたいでじぶんでびっくり。

2017年1月22日は、はなうたの日

1月22日にちようび。八雲から柿の木坂を通り環七を渡って碑文谷公園を抜け学芸大駅近くまで歩くあいだに、鼻歌をうたっている人に四人遇った。

一人めは4、5歳くらいの男の子で歌というより雄叫びのように恐竜の名まえををうれしそうに連呼しながら父親の後ろを歩いていた。

しばらく行くと素朴な笛の音のようなものが聞こえてきた。どこから聞こえてくるのかとあたりを伺うと20メートルくらい前を歩いている人が発しているらしい。背が高くちょっと波打ったグレイの長髪とチャコールグレイのコートに黒いブーツを履いていて、なんとなくボブ・ディランみたいだった。その人はゆっくり歩いていたので距離が少しずつ縮まっていき笛のような音も少しずつはっきりしてきて、それは笛の音じゃなくて人が出している声だとわかった。少しとぎれて音の質が変わり、追いついて追いこすときには、るるるるる…と少し高い声でハミングしていた。すれ違うとき気になってちょっと顔を見てしまった。背が高いので男性だと思っていたら女の人だった。

2017年1月・冬のベンチでアイスを食べる

 呑川緑道を歩いているとときどきベンチに出くわす。大きな桜の木の下の二人掛けの木製ベンチは風雨に晒されたくたびれ具合がなかなかよい。ペンキの剥げかけた動物のかたちのベンチはたぶんコンクリート製だと思うが、てんとう虫とライオンとうさぎとかめが同じ大きさだ。すべてのベンチが統一性も計画性もない感じでぽつぽつと設置されていったようで、緑道を歩いているとベンチは唐突に現れる。 

2016.7.1~7.10 かわうそ兄弟商會+山猫あとりゑ 二人展 

夏が近づいています。

染め上がった布を水でばしゃばしゃ洗うのがとても気持ちいい。

晴れた日。洗い桶の水面の泡が風に吹かれると、桶の中の藍布に落ちた泡の影が星形をつくりながら移動します。

少女漫画でヒロインの周囲をキラキラさせるときに描かれるような、あの星の形と同じ形の影が、きらり、きらきらと動いてゆく。

写真に撮りたくて濡れた手でiPhoneを構えるのだけど、待っているときはなかなか星形は現れない。

3月のりんごやさんの展示終了後、少しづつ作りためたものを展示します。

七夕をはさんだ期間ですので、今回は星座をテーマにした手ぬぐいやブックカバーを作りました。

素数や方程式シリーズにも新デザイン。

この4か月、たくさん型を彫りまして、ペンだこが消えていた中指にナイフたこができてます。

山猫あとりゑさんは、おもに、画本『雨ニモマケズ』の木版画を展示販売されます。

2016.3.1~3.13 山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商會展 『かわうそ藍染やまねこグッズ』

 

根津のりんごやさんで「山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商會展」いたします。

 

とっても希少な山猫謹製包装紙やレターセット、お手頃価格の複製画、

マニファクチュアなかわうその理工系手ぬぐいやブックカバーなどが並びます。

 

少しずつ春に近づいていく時期、根津の散策がてらぜひおでかけください。

りんごや亭主のうさぎさんと、路地裏の猫が待っています。

ときどき山猫画伯とかわうそもお待ちしますが、在廊予定はtwitterでお知らせします。

あ、りんごや居候の亀のぜんちゃんも冬眠から覚めてるかも。

 

2015年9月19日~27日 |山猫あとりえゑ+かわうそ兄弟商會展 ―賢治と藍いろ―

山猫とかわうそ、このたび金沢まで出張いたします。

金沢駅から車で20分ほど金沢港のほうへ向かう、お醤油の町・大野。

江戸時代の初めから醤油作りが始まり、現在も28軒の醤油醸造業者のある、日本の五大醤油産地です。

会場は「金沢大野湊かたかご庵」と「もろみ蔵」。

かたかご庵は、かつて醤油屋さんだった築80年の町家。「もろみ蔵」では醤油の発酵をしていました。

 

今回は山猫あとりゑの画本宮澤賢治の原画展示、画本販売、かわうそ兄弟商會の藍染の展示販売のほか、

関連企画が三つあります。こちらにもぜひお出かけください。

2015.7.25―8.9  「かわうそ藍染とやまねこグッズ」展

2015.7.25-8.9  @オリオンパピルス(立川グランドゥオ6階)

「かわうそ藍染とやまねこグッズ」展

かわうそとやまねこの小さな雑貨屋さんが、オリオンパピルスさんの片隅に2週間、店開き。

獺祭よろしくかわうその並べますのは

素数丸、方程式ちらし、素数ハートなど定番デザインの手ぬぐいのほか、

新作デザインも揃え、ブックカバー、扇子、くるみぼたんなどなど。(7月30日より扇子も揃いました)

山猫あとりゑさんは、いよいよ在庫僅少となりつつあるパロル舎版画本宮澤賢治シリーズのほか、

便箋や包装紙など、あとりゑから発掘された、まぼろしの?オリジナル雑貨を販売。(いちばん下の写真の右側です)

ぜひお立ち寄りください。

こちらにも詳細⇒オリオンパピルス

 

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