チャイハナ光が丘 山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商會展

 

 チャイハナとは茶店、お茶を飲む店のこと。チャイはお茶ですが、ハナは「店」ペルシャ語が語源で「家」。わたしがちょっとかじったトルコ語では「チャイハネ」と発音します。

 ペルシャ語はわからんのでトルコ語ネタになってしまいますが、トルコ語では図書館のことを、kütüp本(複数形)+haneでkütüphaneキュトゥップハーネと言います。

 このことばを聞くたび、脳裡には、図書館に羽がはえ、ふわふわと浮遊している絵が浮かぶ。

 本って、ほら、まんなかで開いて天地のどちらかから見ると、なんとなく「飛べそうな物体」に見えるでしょ。

 今回は、山猫おじさんこと小林敏也さんの「画本/宮澤賢治シリーズ」の原画をアラカルトで展示いたします。出版社の事情により、現在、本屋さんには並んでいない小林さんの画本シリーズも販売いたします。どんぐり柄の箱入り画本セットや絵葉書なども。きぎ工房のミニ額に入れられたスクラッチのちいさな原画(切手大)もお求めいただけます。

 画本シリーズのほとんどは、版画のような行程でつくられています。原画の多くはスクラッチという技法で描かれ、画面はモノクロです。モノクロの原画を版として、色をのせ、カラフルな画本の画面へと作りあげていく。一枚の原画が一場面に対応する単純な作りではなく、数枚の原画が重なり合って効果を生み、ページごとの画面を作っています。ぜひ、原画と画本のちがいを楽しんでください。

 また、会場では毎日、賢治作品の朗読タイムがあります。

 そして、かわうそ兄弟商會謹製藍染めといたしまして、理工系シリーズ、宮澤賢治、中原中也、萩原朔太郎の詩などをモチーフとした文字シリーズの、手ぬぐい、ブックカバー、iPadスリーブケースなど、オリジナル雑貨類を揃えております。 

 夏至を迎え、梅雨の晴れ間にぎらりと夏本番の気配あり。藍染め扇子のご用意もできました。「宮澤賢治詩/過去情炎」「熱伝導方程式」「記号天の川」など、昨夏ご好評いただいたもの+「素数破れ菱」「素数ブーケ」など、新デザインも。

 ブックカバーはサイズ展開をして、表紙がくたびれちゃってる図書館の本も収まる、単行本サイズをつくりました。梅雨のまんなか、晴耕雨読のひとときに。木綿の手ざわりで心地よい読書時間をお過ごしください。

 

  

 

     チャイハナ山猫あとりかわうそ兄弟商會

    2012年6月27日(水)~7月14日(土) /期間中のお休み→7月3日(火)、10日(火)

     11:00~18:00

    詳細はこちらから→チャイハナ光が丘